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修学旅行の夜、男子の部屋に行くのは定番みたいなもので。私達も例に倣って男子の部屋に遊びに来た。 『バレんなよ、お前。ミスってやらかしそう』 なんてくすくす笑ってからかってくるのは、私の好きな人。この人に会いたくて、抜け出してきたようなもの。 「大丈夫だもん」 『ほんとかよ、(笑)じゃあ上手く切り抜けられたら褒めてあげる』 「そしたら明日ジュース奢ってね」 みんなでトランプしたりお喋りしていたけど、気付いたら夜も更けてきて消灯時間になっていた。とある友達が時間に気付いて急いで電気を消したけど、先生の足跡は近付いてくる。 「え、どうしよう」 『、お前こっち』 各々が隠れる中、ぐっと腕を引かれて風磨の布団の中に連れ込まれた。息を潜めて、先生が立ち去るのを待つ。抱き寄せられた状態だし、静けさの中で呼吸の音まで聞こえてドキドキする。 『…平気?』 ひそひそ声で風磨が問いかけてきて、目が合う。声を出せば気付かれそうで、そっと頷いた。距離が近くて、この雰囲気にくらくらしそう。 息がかかるほど近くて、風磨の服をぎゅっと掴めば、唇が重なった。 先生が通り過ぎたのを合図に、他の子達が布団から出る。バレない
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『風磨?』 外でデートをして、二人で風磨の家に帰る途中で知らない女の人が風磨に声を掛けた。 『おー、』 『久しぶり。まだこの辺住んでたんだ』 『、まあ。』 『…彼女さん?こんにちは』 「あ、こんにちは、」 『俺らちょっと急いでるからごめん、じゃあね』 女の人が私を覗き込んできたのを遮るように、繋いでた手を風磨に引かれて家へと急いだ。綺麗な女の人。何だかモヤモヤして、心が凍った。 「さっきの、元カノさん?」 風磨の家に着いて、中に入った瞬間に手が離れたから、問いかける。少し気まずそうに、視線を逸らされた。…やっぱりそうなんだ。 『そ、』 「綺麗だね」 私の言葉に何も返事はなくて、風磨は黙ったまま着ていたアウターをハンガーに掛けて、ソファーに座った。私も隣にアウターを掛けさせて貰って、風磨の元に行く。 「ねえ、」 『なーに…って、え、?』 座っている風磨の上に乗っかって肩に手を添えると、驚いたような表情をしている。こんな事したことないから、恥ずかしいけどそれよりもモヤモヤが勝っていた。 「あの人もここに来てたの?」 『…どうしたの。何でそんな事聞くの?』 「ここで、こんな風にしてたの?」
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